染織のための自然素材展 Ⅳ・十日町

平成24年1月15日

~素材を語る~

布の源流—-苧麻・大麻・楮・葛—-は、四季の変化に富む自然がもたらした大地の恵み。

はるか昔から、人は暮らしの中でこれらの繊維を巧みに利用し、厳しい自然を生きてきました。

時代が混迷と危機を深める中、布の源流を辿ることは、今を生きる大きな標となることでしょう。

この後、この流れがどのような変化と広がりを見せるのか、どうぞご期待ください。

 

 

日時:2012年8月2日(木)~6日(月)

場所:クロステン(十日町地域地場産業振興センター・2階大ホール)

 

会期中は、近世麻布研究所の吉田真一郎さんをはじめとする多彩な講師陣が、

出展者とともに布と素材を語ります。

同時に十日町市博物館では、越後縮を含む『日本の四大麻布展』が開かれるなど、

布と素材を堪能する五日間です。

多くの方々のご来場をお待ちしています。

 

 

 

<出展者>

襤褸・池晶子

和漆・臼杵春芳

大麻・大森由久・芳紀

和紙あかり・鎌田泰二

絹・小口慶子と宮坂製糸所

越後門出和紙・小林康生

染めウールモスリン・斎藤洋

草木染め・霜垣義三

野の草・高須賀活良

しな・富樫正三

繭・堀内新也

からむし・ネオ昭和

麻・青土

亜麻・日高雅恵

草のお面・あまよかしむ

雪の建築・五十嵐純一

越後アンギン・岩田重信

 

 

 

<レクチャー>

近世麻布研究所・吉田真一郎「近世日本麻布考察」

奈良晒研究者・澤田絹子「日本・韓国・中国麻布の現状」

十日町市博物館前館長・竹内俊道「越後縮の栄枯盛衰」

古文書研究家・丸山克己 「越後縮問屋加賀屋の商い」

大麻栽培農家・大森由久「大麻が繋ぐ日本の伝統」

越後門出和紙・小林康生「楮がなりたがっている紙に」

 

 

 

 

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