韓国ハンサンモシ館訪問 友好関係構築へ

3月14日から17日まで韓国を訪問して参りました。今回の大きな目的は韓国中部に位置するソチョン郡ハンサンモシ館を訪れ「からむし」を通じて観光を含め友好関係を築くことです。

盧館長、羅さん、安さん、そして村山、日本国際観光学会永野さん、通訳の李さんです。ハンサンモシ館事務所で和やかな雰囲気で今後について話し合いが行なわれました。

事務所玄関先で記念撮影です。これから館内の視察です。

この生地は全て手績み糸を使っています。染料はすべて草木染めです。

上の写真は韓国の手績み糸を顕微鏡で撮影したパネルです。下の写真は中国の手績み糸の写真です。

次は日本の手績み糸の写真です。3カ国の「からむし手績み糸」の顕微鏡による写真は微妙に異なっている事が理解出来ました。

手績み糸で作った洋服です。かなり高そうです。シャリ感があり風合いは最高です。

前回と大きく異なっていたのは建物です。韓国では伝統文化を伝承するため建物を改築し、内部は非常に分り易い説明が出来るような体制になっていました。

ちょうどお昼時間でしたがハンサンモシ館の皆さんのご好意に甘えてご馳走になってしまいました。カムサムニダ、ありがとうございました。

このお酒は地元ハンサンの地酒です。韓国通の方でもこれを召上った事のある方は少ないのではないでしょうか。非常に美味しお酒です。「生酒」と日本語で書いてありました。

ハンサンモシ館の畑に「からむし」が栽培されています。ハンサンでは1年間に3回収穫するそうです。4月に芽がでるそうです。

別棟に入るとそこは「手績み」の作業をしていました。お名前は聞いたのですが韓国の重要無形文化財の方です。見えないような糸を作っていますね、と話したらここの手績み作業をしている人たちは皆目がいいので細い糸が作れる、と語ってくれました。皆さん本当に親切な方ばかりです。研修生もいらっしゃいます。

機織りも見学しました。韓国では幅が32センチ、長さが21.6メートルの反物です。これが高級チマチョゴリになるのだそうです。湿気を当てながら織り続けます。

最後にハンサンモシ館の全景を撮影しました。

昔の日本の農機具とほとんど同じです。大陸から渡って来たのでしょうか。

おいしい食事を頂いたり、お土産を頂いたりして本当にお世話になりました。職員の皆さんの応対は親切で気持ち良くハンサンモシ館をあとにすることが出来ました。同行の永野さんも感激していました。

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