妙高市で「からむし研究会」発足 広がるネットワーク!

 今年4月1日妙高市で「からむし研究会」が誕生しました。

 思い起こせば2年前でしょうか。

妙高市文化会館で「さおり織」展示会が開催されていた折の事です。偶然にも会場の中の一角に姫川原小学校の児童が織り上げた素晴らしい民芸調の「からむし織」が展示されていました。

経糸は綿糸、緯糸がからむし手績み糸です。

見れば見るほど味わいのある素朴さがあり思わず担任の先生に「この作品を譲って頂けませんか」とお願いしました。

もちろん小学生が商品として販売などできるわけがありませんので断られましたが担任の先生はなんと十日町市出身の女性の方でした。

「私にも着物のDNAがあるのでしょうか」という言葉が今でも印象に残っています。

お名前は忘れてしまいましたがこの先生は関山小学校へ転勤されたそうです。

それにしても小学校の教育に「からむし」を取り入れているということはなんと素晴らしいことでしょう。私は感動しました。

 そしてその時ちょうど妙高市の入村市長さんが会場に見えたのを幸いと小学校の児童による「からむし作品」について感動を受けたこと、妙高市に麻苧田(あそだ)という地名があり恐らくからむしを栽培していた畑か田であろうということ、上杉謙信と大いに関係があるのではないかということをお話ししたのです。

市長さんは即市の職員の方に妙高市の特産としてビジネス化するよう指示をしたのです。

その決断の速いことには驚きましたがその後音沙汰がなくどうなっているのかなーという思いはありましたがまさかこのような展開になろうとは全く想像していませんでした。

 4月15日妙高市のふれあい会館で会合が開かれました。

そして会員の皆さんから「からむし研究会」について説明を頂き、私のほうから今までの「からむしビジネス」について話をさせて頂きました。

なかなか有意義のある会合で今後ネットワークを広げていくことで一致致しました。

 会員の皆さん始め賛同者が4月24日十日町市においでになり十日町市博物館、クロステンへ視察する予定です。

妙高市役所の上田さんには大変お世話になりました。今後ともよろしくお願い致します。

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